基調講演者
ソフトウェア・情報サービス戦略室長
2004年、東京大学大学院修了後、同年4月に経済産業省に入省
小柴 満信 氏
画像工学と材料科学のバックグラウンドを持ち、日本と米国で研究生活を送る。1981年に日本合成ゴム(現JSR)入社し、ファインケミカルの研究者としてキャリアをスタート。1990年にシリコンバレーに赴任し、半導体材料事業の米国市場での地位確立に尽力する。2002年に帰国、電子材料事業部長、ファイン事業担当役員を経て2009年に代表取締役社長に就任。2019年に代表取締役会長、2023年6月末まで名誉会長。シンクタンクを設立し、先端技術、経済安全保障、イノベーション戦略に関する政策提言・意見公表を行う。Enthought社のエグゼクティブ・アドバイザーには、2021年に就任し、現在に至る。
Michael Connell, EdD
MITの電気工学およびコンピュータ科学の修士号、ハーバード大学の教育学博士号を持つ、ロボティクス、人工知能、ソフトウェアエンジニアリング、教育を専門とする科学者。ハーバード大学、ダートマス大学、テキサス大学での教員としての経歴も持つ。2014年にEnthoughtに入社し、トレーニング、組織変革、デジタルトランスフォーメーション領域のバイスプレジデント等の要職を経て、2019年にCOOに就任。
教育スタートアップ Native Brainを共同設立しており、コンピューティング、教育、組織変革に及ぶ広範な知見を活かして、教育機関、非営利団体、連邦政府向けにコンサルティングも行っている。
ブレイクアウトセッション講演者
コンサルティング サイエンティスト
Jim Corson, PhD
バイスプレジデント
バイスプレジデント
バージニア大学で神経科学の博士号を取得。大学院では、齧歯類の脳幹における感覚神経の入力系の組織について研究を行う。ライフサイエンスとソフトウェアの深い知見を背景に、2015年にEnthoughtに入社。Enthought入社以前には、ミシガン大学に博士研究員として勤務。in vitro(試験管内の実験)とin vivo(生体内の実験)の電気生理学およびオプトジェネティクスを使用して、齧歯類の脳幹における神経回路の組織の研究行う。研究員として、レーザースキャニング光刺激シナプスマッピング実験を制御・分析するためのオープンソースソフトウェアとハードウェアの開発や、複数の同時パッチクランプ記録のための、複数の4軸マイクロマニピュレータを制御するハードウェアとソフトウェアの構築を手がけた経験を持つ。
Chris Farrow, PhD
ミシガン州立大学から物理学の博士号を取得。20年以上に渡るコンピューティングを活用した科学的研究の方法を変革するためのソフトウェア開発、及びその関連領域の経験を持つ。小分子やナノ粒子の構造を調査するための実験的な計算技術の普及に関する出版物の発行やその数千回の引用など、学術界における貢献でも認められている。
2015年にEnthoughtに入社し、次世代のDNAシーケンス技術を開発する製薬大手から、日本の主要な製造、化学、エネルギー企業まで、大手顧客とのプロジェクトをリード。2024年にプリンシパルコンサルタントに就任。ソフトウェア開発者、コンサルタント、トレーナー、プロジェクトリーダー、およびビジネスヘッドとしての経験を活かし、顧客の科学研究DXにおける価値創造を最大化させるための助言を行う。
Amir Khalighi, PhD
バイスプレジデント
バイスプレジデント
テキサス大学オースティン校から機械工学の博士号および修士号(M.S.E)を、そしてイランのシャリフ工科大学から機械工学の学士号(B.S)を取得。
2018年に科学的ソフトウェア開発者として、Enthoughtに入社。デジタルプロダクトのマネージャー、ディレクターを経て、2022年にプロダクトマネジメントのバイスプレジデントに就任。
Enthought入社以前は、テキサス大学オースティン校の計算工学科学研究所(現在のオーデン研究所)で、仮想心臓弁手術シミュレーションのための画像ベースの有限要素モデルの開発に従事し、臨床設定における生物学的組織の高忠実度計算モデル構築における新しいパラダイムの導入に貢献。