講演者
基調対談
小柴 満信 氏

画像工学と材料科学のバックグラウンドを持ち、日本と米国で研究生活を送る。1981年に日本合成ゴム(現JSR)入社し、ファインケミカルの研究者としてキャリアをスタート。1990年にシリコンバレーに赴任し、半導体材料事業の米国市場での地位確立に尽力する。2002年に帰国、電子材料事業部長、ファイン事業担当役員を経て2009年に代表取締役社長に就任。2019年に代表取締役会長、2023年6月末まで名誉会長。シンクタンクを設立し、先端技術、経済安全保障、イノベーション戦略に関する政策提言・意見公表を行う。Enthought社のエグゼクティブ・アドバイザーには、2021年に就任し、現在に至る。
Eric Jones 博士

エリック・ジョーンズは、デューク大学で電気工学の博士号および修士号を取得し、ベイラー大学で機械工学の学士号を取得しました。彼は、Pythonの科学コミュニティの創設者の一人として広く知られ、AI/機械学習、画像処理、3Dビジュアライゼーション、および並列計算を活用して、最も複雑なビジネス課題を優雅に解決する革新者です。 2001年にエンサウト(Enthought)を設立し、科学計算、エンタープライズ向け科学ソフトウェア開発、科学分野のデジタルトランスフォーメーションにおいて、同社を世界的なリーダーへと成長させました。 エンサウト設立以前は、電気工学の分野で数値電磁気学と遺伝的最適化に関する研究に取り組んでいました。
セッション講演者

Bryan R. Moser 博士

Michael Heiber 博士

マイケル ハイバー博士は、アクロン大学で高分子科学の博士号、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校で材料科学と工学の学士号を取得しており、特に光電子用途の高分子に関する高い知見を持っています。
現在、ハイバー博士はEnthoughtのマテリアルズ・インフォマティクス技術チームを率い、大規模なMI(マテリアルズ・インフォマティクス)プロジェクトを支援しています。Enthought入社前は、複数の研究機関でポスドク研究員として勤務し、有機電子デバイスの物理モデルを改良する研究に従事しました。この研究では、複雑な材料の微細構造と半導体デバイス物理を結び付けるモデルの開発を行いました。また、この研究を支えたのが、物理ベースのデバイスシミュレーション、自動化された実験測定、高度なデータ解析のためのカスタムオープンソースソフトウェアツールでした。
カスタマーパネル セッション
(外部講演者名・五十音順)


1999年にJSR株式会社に入社し、約20年間、フォトレジスト等の先端半導体用材料開発に従事。2019年よりマテリアルズ・インフォマティクス推進室長。また2024年よりEnthought社のExternal Directorを兼務。UT Austin (リソグラフィー)、 慶應大学(量子コンピューター)、および統計数理研究所(AI)にて外来研究員として研究に従事。SEMI量子コンピューティング協議会共同委員長、AI allianceのMaterials and Chemistry Working GroupにおけるCo-Chair、International Microprocesses and Nanotechnology Conference 2025(MNC2025)のProgram Chairなどを歴任。

東京大学大学院工学系研究科電気系工学専攻修了。博士(工学)。

2023年5月よりエンソート合同会社代表取締役社長。エンソート入社以前は、世界的なデータ管理会社であるDigitalRouteのカントリーヘッドを務め、同社の成功に極めて重要な役割を果たしました。またこれまでにアドビ、SAP、ノキア、エヌビディアなどのグローバル企業にて要職を歴任。ビジネスリーダーとして日本での業績拡大に一翼を担ってきました。